30代のママがオーストラリアでMBA留学をするブログ

オーストラリアのメルボルン大学でのMBAを体験について書いてきました。子供2人を持つママが移住生活頑張ってます。

【悪徳業者に注意!】クレームと交渉の世界

オーストラリアはワークライフバランスもあって、みんな優しくて、移住して良かった!といつも思いますが、今日はオーストラリアの裏の部分もお伝えしておこうと思います。

日本人で日本にいると高齢者ではない限り詐欺に遭遇することはあまり無いのではないでしょうか?

オーストラリアでは詐欺、こちらではスキャム(Scam)と言いますが、とにかくめちゃくちゃ多い‼️‼️‼️
オーストラリアにいらっしゃる方はご注意下さい。


・車を持ってないのに役所から「車の滞納金があるのでココをクリックして払って下さい」の嘘テキストメッセージ
・電話で「あなたのインターネット回線がおかしいので調べる為にまず名前、住所、電話番号を教えてください」
・不動産や求人に関する偽の広告
・日本人による日本人への詐欺→とても悲しいですが、日本人であることで安心させ、同郷の人から騙し取る卑劣な詐欺があります。

こちらはほんの一部の例です。
特に日本人はアジア人の中でも声を出さないし泣き寝入りしやすいと思われてます。
こんなにあると、もう何において疑うしかありません。

慣れるまでは不安を感じたら正直に相手に伝える

「申し訳ないけどscamが多いのでこの取引にも不安を感じてます。証拠が残るようにメールで対応してもらってもいいですか?」
「不快に感じたら申し訳ないけど、scam対策としてあなたの身分証や連絡先を下さい」

オーストラリアに住む人は全員scamがめちゃくちゃ多い事を知ってます。なので枕詞に「疑って申し訳ない」と言って丁寧に不安を言えば、相手も共感してくれて、何のマイナスにもなりません。あなたにはこのscam大国では疑う権利があります。

scamを疑われた相手の反応は大体二つに分かれます

①「scam多いもんね!私もやられた事あるよ。私はscamじゃないから信用してもらえるなら何でも提示するし、助けてあげるからどうぞ遠慮なく言って!」
②「疑うなんて最低だ!とにかく金をよこして交渉を進めろ!」

クロなのはもちろん②です。そう言った方は私達が疑うと逆切れして高圧的な態度を取るか、逃げてきます。

例として私が最近経験した悪徳業者の話をしますので参考までに↓

メル大の留学生は注意⚠️自転車修理屋編

メル大キャンパス内に自転車修理屋がありますが、ここは学生の足元を見てて、かなりの殿様商売をしてる酷いお店として学生間では有名です。

これを知ってた私はキャンパスのすぐ外にあるGoogle reviewが以上に高い自転車修理屋に行きましたが、こちらも英語が喋れない留学生をカモにするとんでもないお店でしたのでその体験を注意喚起と対策として載せておきます。

ビジネススクールの南にあるこの自転車修理屋に息子の自転車のブレーキを調整しに行きました。
その時に担当した大柄のオーストラリアおじさんの声が小さ過ぎて聞き取れなかったので、「Sorry, なんて?」と私が聞き返したら、ニヤニヤしながら「僕の英語が理解できないのか?」と馬鹿にしてきました。

この時点で若いアジア人=英語が弱い留学生と見られて舐められてることに気づくべきでした。
でも息子が早く自転車に乗りたがってるので自転車を預けました。その時は値段確認し、修理内容と金額に合意しました。

しかし、自転車を受け取りに行くとブレーキは直ったけど自転車の鍵が完全に破壊されて、前輪が完璧にペチャンコになってました。
旦那と預ける前にどこを直してほしいか伝えるため、2人で全体を朝に確認しましたが、その時は鍵もタイヤも問題ありませんでした。

そして店員のおじさんは「俺が修理した時は問題なかった。けど俺の責任ではないから直して欲しければ修理代を追加で払え」といい、高額な修理代を要求してきました。

私は「持ち主の手から離れてお店の管理下の間に壊れたならお店の責任です」と言うと大柄な彼は物凄い剣幕で大声で怒鳴ってきました。
さっき言った②の対応です。

私も気の強いおばさんなので、「そんなdisrespectfulな対応をするならもうあなたとは話しません。私はあなたより小さいし弱いので恐怖を感じてます。今日は預けた時よりも更に壊れたこの自転車を持ち帰り、consumer affair(消費者窓口)に通報して彼らの指示に従います。」と言い、去ろうとしました。

そしたら今度は「consumer affairs の名前を出すな!お前こそその名前を出す事で俺に恐怖を与えてる。Consumer affairsにお前の小さい問題で無駄な時間を取らせるな!」と更に怒鳴ってきました。
「お互いが恐怖を感じてるならもうお互い話さない事が一番ね」と私は言い、私を呼び止めるオジサンを無視して激おこプンプン丸の状態で帰宅しました。

子供用の自転車に危害を加えて、高額な修理代を要求して、楽しみにしてた息子が悲しむ顔を見て、どこが小さい問題だ L(゚皿゚メ)」むきー

するとすぐにお店からラブコールのような鬼電が何度もきましたが、全て無視しました。
こういった攻撃的で感情的な人は相手をしてはいけません。正直に「恐怖を感じてるので対応しません」と伝えて逃げて下さい。
恐怖を消費者に与える行為はドンドンお店の不利になるので無視して大丈夫です。

そしてぷりぷり怒った私は翌日consumer affairに相談したところ、丁寧に問題を解決する手続きを教えて頂きました。おかげ次の週にはお店に壊されたパンク修理代及び鍵の代金をお店が送金してくれました。
そのお金で別の自転車修理屋に行き、パンクも鍵も直して頂きました。そこの自転車修理屋は誠実でめちゃくちゃいい対応だったのでオススメです!電車に自転車を乗っけて行けばシティからすぐです↓

www.bikesplease.com


最初のお店からは送金だけされて、謝罪などはありませんでしたが、消費者窓口はこのお店の行為は消費者法(Australian Consumer Law のsection 60)に違反しており、あまりにも手慣れてて、今回は初めてでは無い様な口調でした。このお店が要注意リストに載ったことなので、今後留学生から新たな被害者がでないことを祈ります。

私は英語でバンバン反論できる強気なオバちゃんだったのでお金が帰ってきましたが、他の英語に自信がない留学生は圧倒されてまた被害に合わないか心配です。

でも被害者であっても態度には注意!

前も言いましたが、オーストラリアはお客さんだろうと従業員だろうと人を大切にする国です。被害者だからと言ってクレーマーの様に加害者側に酷い態度や口調をした場合は、被害者であっても許されません。

理不尽だと感じたら、相手にレスペクトを持って交渉してください。
ここがアメリカと違うなと感じました。アメリカンスクールに通ってた時はディベートや交渉を通してどれだけ論破して一人勝ちする方法を学びましたが、オーストラリアはお互いが気持ちよく解決出来る方法を取らないと掛け合ってくれません。
なんなら日本と一緒で移民や外国人である私たちより自国民を優遇しますので注意してください。

くれぐれも日本の「お客様は神様」の態度で従業員を批判して問題解決しようとしないでください。

相手が強気になり、理不尽な言葉を並べて英語力と態度で圧倒させようとしてきたら、すぐに引いて、正直に「恐怖を感じます。私たちの間では解決できません。Consumer affairsに相談して解決しましょう」と伝えて下さい。相手があなたに対してリスペクトがなければ、私の様にその場から去って下さい。相手と同じ態度で反撃してしまうと、あなたも不利になってしまいます。
もし相手の態度が軟化したらそのまま交渉してもいいですし、私の様に余罪がありそうなお店で、他の被害を食い止める必要がある場合はその場から逃げてconsumer affairに相談してみて下さい。

最後に

オーストラリアはこんな悪徳業者のお店ばかりではありませんからご心配なく‼️
殆どのオーストラリア人は弱い人を助ける優しい人たちで私は大好きです。
でもscamにはくれぐれもご注意を!