わんぱく小僧の息子は毎年なんらかのケガをしてきました。
- 保育園で頭3針
- 保育園で眉毛3針
- 家で肘を骨折
そしてついにオーストラリアの学校で初めての大けがをしてきました:
鎖骨骨折
今までも保育園でケガをしてきたので、同じような手順だろうと思っていましたが、オーストラリアでは全く違いました。今日はそのことについて話そうと思います。
経緯
昼過ぎに電話が学校から掛かってきました。
学校:「息子さんがコケて凄い痛がってました。どうします?今はあんまり痛がっていませんけど。」
話しのトーン的にそんなに重大そうではありませんでしたが、一応「早めに迎えに行きます」と伝えました。
そしてお迎えに行ってビックリ。
身体が冷え切って、意気消沈としている息子。
歩くたびにその衝撃で泣いていました。
なのに学校の担当の先生は「たぶん大丈夫だと思うけど心配なら病院行ってね」と言ってきました。
どう見たって大丈夫じゃないだろ!!
その時は気が動転して学校にはなにも言わず病院に行きました。
すると、案の定鎖骨を骨折していました。
取り合えず応急処置で三角巾と痛み止めを貰い、次の週に大病院で診てもらうことになりました。
しかし、その後、家に帰っても痛みで食事も摂れず、睡眠もろくに出来ない日々が続いたので、土曜日に救急病院に行きました。
私も知りませんでしたが、鎖骨は肺と心臓に近いため、手術はできないそうです。ギブスも位置的に出来なので、強めの痛み止めとサポータを貰い、診察は終わりました。
でも貰った痛み止めのおかげでだいぶ日常生活は普通に送れるようになりました。
レントゲン、緊急窓口費用、治療費、もろもろで既に10万円ほどかかっています。
保険でカバーされるかは保険会社からまだ連絡がないので不明。
その後の対応
息子がひと段落したら、今度は学校の対応に不満がフツフツと沸いてきました。
なぜ骨折したのにあんな緩いトーンで、「心配なら自分で病院行って」なのか!
日本の保育園で3針縫ったときは保育士が病院に連れて行き、その後の通院も保育園がしてくれたぞ。
ちなみにオーストラリアに来る皆さんに覚えといて欲しいのが、
骨折=救急車=000
日本だと骨折は自分の足で整形外科へ行くと思いますが、こっちでは骨折は救急なので「000」に電話します。
な・の・に!
学校は状況を軽視して救急車を呼ばなかっただけでなく、謝罪もなく、医療費の補償は一切しないと連絡がありました。
日本の学校には「日本スポーツ振興センター災害共済給付制度」があり、そこから医療費の補償があります。
しかし、オーストラリアにはMedicareがあるので、学校での事故でも親がMedicareで医療費をカバーします。Medicareが無い私たちみたいな人は自分たちでなんとかしてくださいと言った感じです。
学校の対応に納得がいかない場合は、Regional Officeに連絡し、それでも納得がいかない場合はDepartment of Education に連絡します。そこでも解決しない場合は弁護士を立てて訴えます。
他の方のブログでも読みましたが、こっちの学校は基本的に自分たちの過ちを認めません。
これは文化の違いなのでしょうか。
日本の学校の対応は良かったな…